向島日誌 : Mukae-jima diaries

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男木島 みる きく あるく 

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フィールドワークの日。

ワークショップ内の期間中は、休日を兼ね、かならず一日は
フィールドワークに出かける事にしている。

今回の目的地は男木島。

丁度この日は4人だった事もあり、川俣丸で備讃瀬戸東航路を越えて渡航しようかとも
考えたのだが、あいにくの風速8m強の表示。

宮浦港から四国汽船の高速船、高松で朝食のうどんを食し、後、男木島のルートでめおん号に乗る。

ぷりぷりしたフォルムの雌雄島海運のカーフェリー、めおん号は私の大のお気に入りで、
これくらいのサイズの群島をめぐる周遊船があったらさそかし楽しい事だろうと
デッキで偶然お会いした藤平さん交え、と高松から男木島に向かう。

休日の高松港は華やかだ。
この海域を巡航しているそれぞれの船会社も個性豊かで、飽きない。
(ちなみに直島メインの四国汽船は船がいつも新しいペンキでつやつやしており、奇麗でスマート、
 小豆島の四国フェリーは紺色の下部塗装にOlive Lineの赤文字、風格がある。)

上陸後、豊玉姫神神社にかけあがる細い露地を行く。
港すぐの鳥居からうねうねと丘のてっぺんにある神社までの経路を振り返ると、いつも海が見える。
霧の中にかすかになった海と空の境目に向かって風景が開かれている。

豊玉姫神社には山幸彦と海幸彦の伝説がある。
ある日、お互いの道具を交換して海に出かけた山幸彦は大槌島と小槌島の間で針を落としてしまう。
困った山幸彦の前に海神が現れ、東の島にその針があるという。

東の島を訪れた山幸彦は、男木島へたどり着き、豊玉姫と出会い、結ばれる。
やがて身ごもった豊玉姫は子浜(こもがはま)で出産するが、その姿を覗いてはならないという
約束を守れず、山幸彦はつい覗いていまう。
そのとき姫はワニ(サメ)の姿になっていた。その姿を見られた姫は海に帰ってしまうー。

どこやら日本神話のイザナギとイザナミの話を想起させような伝説であるが、
これを暗喩的に読み解いていくとこういった話も出来るのではないだろうか。

ワニ(サメ)を海の民族のトーテム(部族を代表するシンボル)と仮定すると、
かって異なる信仰を持っていた部族間の首長どうしで何らかの外婚関係が発生した。
出産時のしきたりが、部族間の信仰では異なっていたため、山幸彦(と称される人物)は
その場への立ち入りが許されなかった。しかしそこでなんらかの悲劇が発生した。
その悲劇を鎮めるために、その地の人々は、海の見える丘の上に社を建立したー。

以上は当然の事ながら、私の勝手な妄想であるのだが、現在はこの豊玉姫神社は
安産の神様として知られている。そして男木島のすぐ近くには女木島がある。
そして豊玉姫は海神の娘である。うーむである。

などなどを考えつつ、集落を巡っていると突然の暴風雨。
海を見やると、空の色を写し込んで黒く変色した海の上、白波がうねっている。

「無理して航海しなくてよかったなぁ。」と強い風の吹き抜ける露地を彷徨い、
オンバファクトリーさんのカフェに避難。アーティストの大島さんとお話しさせて頂く。

「カフェなんかする気なかったんだけどね。」と苦笑されながら様々な事をお話し頂く。
大島さんは高松でお仕事の傍ら、毎週末、ご夫婦で男木島へ向かい場を維持されている。
ご本人も頼もしい兄貴分の様な方で、大島さんご夫婦の存在がなければ芸術祭後の男木島も
随分寂しいことになっていたのだろうな、と思う。
粘り強くその場と生活レベルから関わり、訪れる人と島を結びつける媒介の様な
人と場が存在し続ける事の大切さと、大きさを改めて思う。

集落を上り詰め、周回道路を一周。
標高が高い位置を巡っている周回道路の木立の影からだしぬけに巨大なタンカーが姿を現す。


高松港周りで帰投。(實藤)(實藤)





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