向島日誌 : Mukae-jima diaries

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大入り 

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最終日、晴天。

午前、高嶋さんと友人のアヤさん、来島。
島の植物の生長も一気に加速しつつある。
わっさわっさと雑草が生い茂りつつある、プラットフォーム原っぱの草刈りを行う。

昼食は例によって縁側でうどん。向島の荒神さんで催事があったとの事を聞く。
村井さんから太巻きのお裾分けをいただき、ぜひご一緒にと、わぁわぁと四方山話しながらの昼食。

午後、直島に渡り、連休を通し行っていたガイドツアー前のチラシ配りを行う。
連休も最終章。観光客の人影も随分とまばらになった本村をてくてく歩く。

今日も、参加者は少ないかぁねぇ、波止場の隅っこで、のほほんと構えていると、
高嶋営業部長により、団体さんのご参加。さすがは高嶋部長である。
高嶋さんが営業大明神であるとするなら私など(以下、略)。

ともあれ、本村のギャラリー、くらやさんで作品展を開催中の立松さん、お連れ様、
川俣邸家主の花岡幹夫さんご夫妻を含め、ガイドツアーも一番の大入り。
(自家製パン、有り難うございました。)

キャプテン石井さんのスペシャルガイドも加わって、賑やかにフィナーレ。

カフェコンニチハさんの屋上に、屋根を修理中のユッキーナ店長。(實藤)
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航海 大槌島 

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ふと、ワークショップ開催中一度も休みらしい休みをとっていなかったことに気づく。
話し合いの末、今日はフィールドワークを行うことになった。
目的地は大槌島。
直島以西へはほとんど舟を走らせたことがなかったし、何よりその綺麗なシルエットに憧れていたからである。
“あの島へ行ってみたい”という、ひとの根源的な想いをかき立てるにはもってこいの円錐形。

宮浦港(意外なことに、川俣丸での着岸は初めて)でお昼とガソリンを買い求め、出発。
凪いだ海に難はなく、30分少々で無事到着。
昼食の後、てっぺんまで登山。
眼下には瀬戸大橋。

ここまで来たのだし、どうせなら、ということでさらに南下。
小槌島を通り過ぎ、香川県は坂出へ。
王越山のふもとをしばし散策する。

「ずいぶん多くの国多くの海をめぐったような気がするが、
広州を出発してから一年にも満たない旅だった」

高丘親王航海記で澁澤龍彦はこう締めくくっているが、こちらはといえば
ムカエを出発してから一日にも満たない旅だった。
とはいえ、それが一日の許容量をはるかに超える航海であったことだけは確かだ。
帰宅後のぐったりとした疲労感がそれを物語っている。
(芦塚)

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午前、大槌島へのフィールドワーク準備。
今回の航海は、川俣丸での航海の最長距離となる。

まずは天気予報、その後、救急箱、発煙筒、水、ガソリン予備タンクのチェック。
フィールドワークでは、森林地帯へ入る事も予想される。
長靴、ポイズンリムーバーなども必須備品である。
5dMK2も、防水パックに入れ、船倉へ。

小さな平舟ではこの距離の航海になると、
必ずといっていほどもろに海水をかぶり、潮まみれになる。
体力の消耗を避けるため、雨が降らなくとも防水用具の携行の必要がある。

南回りで、尾高島、柏島を抜け、宮浦港へ。
必要物資を購入後、進路を南西へとり、大槌島を目指す。
といっても、海上にはっきりと目視できる島なので、霧が出ていない限りは楽な旅路。
私の経験上でも、この海域で一番怖いのは霧、そして風である。

ほどなく、大槌島に到着。
沖を一周して、上陸地点を探し、北側の海に向かってせり出した、小さな浜辺に上陸。
砂浜への接岸上陸は、コムカイ島制作時に何十回も繰り返した事もあり、お手の物。
ただ、瀬戸内海は干満差が激しいため、常に滞在時間を考慮した上で、船尾から乗り上げ防止の
アンカーを打つ必要がある。

Iphoneの圏内であった事もあり、GPSの出番もなく、googlemapでサクサク現在地を確認。
昼食後、浜辺の端にあった赤いリボンの道標を目印に円錐形の島の頂上を目指す。
途中、振り返ると、わずかな標高の差にもかかわらず、急斜面の向こう側の浜辺に、急激に小さくなった川俣丸。

「ああ、なるほどな」と思う。世の探検家と呼ばれる人々は、この風景に取り憑かれた人々のことを言うのだろう。

山の中腹に小さな祠。祠から海へ向かって直線上に視点を通す様に木々が取り払われている。
「お邪魔します」とお参りしたあと、より険しさを増した斜面をよじ登る。

ほどなく頂上へ。

長年の雨の浸食で頭頂部の自然石が露出していると考えるのが妥当なのかも知れないが、
それにしては人為的な組積造の構築物が、かっては存在したような気配が漂う。
山の中腹にあった祠の存在も考えると、一種の閾の中にいる事は違いのない事なのだろうな、と思う。
ただ、具体的な発言をするにはもう少し、我々も考古学の基礎体力を身につける必要があるだろう。

本船航路の巨大タンカーの航跡をすりぬけ、小槌島経由で、四国は坂出市の木沢湾に上陸。
びわ畑の窪地にある、原初的な空間構造の農家。声をかけてみるが、人の気配はない。
「これまた桃源郷のような場所に来ちまった。」と、しばしの散策。

芦塚君が海上から発見した梅宮八幡宮にお参りするため、船を廻し、乃生湾の集落に上陸。
宮の鼻山頂のお宮さんへたどり着き、瀬戸内海を一望。

光の反射で、白い光の平面と化した瀬戸内海の上を外洋船が行き交う。

子供の頃に読んだ図鑑の中で、未来の世界では、反重力装置がついたエアカーが走っているはずだった。
だが、地球の表面の7割は、重力を消し去る液体ですでに満たされている、この事実。

山を下り、集落を散策。かっての浜辺の三叉路であったであろう地帯に、
宮本常一の世界を彷彿とさせる色あせた墓石の密集した墓地群。

芦塚君と網野善彦の「無縁の地」について話し込みながら、港へ。

途中、強い東風、例によって潮まみれ。
川俣提督旗下、ムカエ先遣隊、向島へ帰島。(實藤)

ゲタ 

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午前、畑で芽を出したエダマメを眺めていると、村井さんのお通り。
茄子に肥料をやったほうがいいとのこと。

「ウチのわけちゃるがな」とのお言葉に甘え、肥料を少しお分け頂く。
村井さんちの畑には、ゲタ(舌平目)が宙づりに干されていた。

通りがかった向島集会所のヨッチャンとお客さんと塀越しにしばしの談笑。

塀越しに見える海。あ、いい光景だな、と思う。
(コムカイも少ーし写っています。)

本日の昼食は縁側で。
うどんと昨日とったクキワカメをだし汁で茹でたもの、ポン酢で食べる。(實藤)

ペンキ 

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終日ペンキ塗り。
デッキはプロジェクトハウスの床同様、川俣グレーに。
落葉を避けるために養生シートで梱包した木立はどことなくクリストを思わせる。
ペンキが乾ききらないうちに虫がとまり、逃げられなくなっているのを申し訳なく
思いつつ、ペタペタと塗り進める。

台所に造り付けの棚戸も黒に塗装。

スタッフ常駐に向けたプラットホームの整備作業は、主として母屋というハード面の改装作業である。
が、実はその真意は、改装を通じて個々がムカエに住まっていく意志を蓄えるという、
ソフトの更新作業にあるのかもしれない、とひそかに思う。
(芦塚)

島内清掃 ペンキ ルアー 

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午前8時より、向島町内会の島内清掃に参加。
ほどなく、「男は終わってええ」とのお声を頂く一方で、奥様方は作業継続。
昔ながらのこういった男女関係をなんだか面白いなあと思う。

清掃後、向島集会所に宿泊中の岡部さんを迎え、デッキ天板に施したパテとコーキングを
サンドペーパーで削り、凹凸をなくす。
ペンキの乗り具合はこの下準備にかかっている。

午後。
芦塚、岡部ペアはデッキ側面のパテ埋め、コーキング作業に移る。
到着したばかりの伊藤君も、早速デッキ下部の収納スペースの扉を制作にかかる。

ガイドツアーのお客さんは1名だったけれども、とても親密なムードでそれは行われ、
實藤さんと手応えを話し合った。
ツアー終了後、T.V.Cサービスの石井さんから使わなくなったルアーを大量に頂く。
今の時期、スバナ浜には美味しいアオリイカが潜んでいるらしい。
藻のてっぺんスレスレにルアーを泳がせればよい、と。
(芦塚)


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早朝、周回道路の共同清掃。
向島の皆さんが総出で作業にあたる。

こういったすでにそこにある恊働の風景は、
一定期間をその場で暮らす日常の中で初めて見えてくるものだ。

資材を搬入していると、筒井さんちの猫の訪問。

芦塚、岡部ペアが明日の塗装に備えて、
引き続きデッキの下地処理作業をしている間、直島へ。
遅ればせながら宮浦地区、積浦地区を廻り、各民宿にチラシを配布。

今回の主旨からすれば、一般公開のガイドツアーはやや蛇足
(単純に肝心な時間帯に人手がとられる)なのかもしれないな、
とは感じていたが、このあたりはおおらかに開いている空気が
あればばそれでいいかな、と感じている。

文字通り、なにもかもがスタディ中なのだから。

ともあれ、参加頂いた高橋さんと帰りの船を待つ間、ブランコでゆーらゆら。
ゆったりと流れる時間。

夕刻、向島の浮桟橋から海に手を突っ込み、5分ばかりでむしり取った
カラス貝とワカメを調理。
立派なカラス貝はオリーブオイルとにんにくで白ワインを投入し、ワイン蒸しに。

ウマーい。(實藤)

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